夜の丘 少し離れて歩く、私の名前が呼ばれる響きを反芻するここにいてもいいんだと赦されているような気がして少し伸びた草がサンダルの隙間から素足へと露をうつしてしらたまの歌を思い出したまだ湿っぽい風が髪の毛を頬にはりつけてそれを拭う指の温度を感じる雲の切れ間から光の粒が零れてしまったみたいにぱらぱらと光っている眼下の街と雨の名残とすこし色素の薄いその両眼名前を呼ばれて振り返るいつか、この夜の丘を思い出すといい
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